THAYAHT jumpsuits “TuTa”
タヤット(本名エルネスト・ミカヘレス 1893-1959)は、画期的なデザインのTuTaとイタリア未来派運動との関わりで知られる芸術家・デザイナーである。イタリアのフィレンツエ出身であるが、親族はイギリス、ドイツ、スイス、アメリカ出身家系である。アメリカの芸術家ハイラム・パワーズと親戚関係にあった。パリのアカデミー・ランソンで絵画を学び、ハーバード大学では染色科学と動的構造学を学んだ。
1920年、兄のRAMとともに、誰もが着られるユニバーサルスーツ「TuTa」をデザインし、イタリアの新聞「La Nazione」を通じて発表した。
1919年に掲載された “TuTa” の設計図面。
一枚の布 最大W140xH220cmで制作が可能で、直線的なデザインのため、洋服制作に従来必要な型紙は不要である。さらに端切れを極力出さない工夫がされている。今から100前に考えられたオープンソースの原型と言えるだろう。
タイヤットのオリジナルの設計図を改めて書き出したものをPDFにまとめた。
サイズはユニバーサル規格となるため、多少大きめに設計されてるので、必要であれば自分の体形に合ったサイズに調整してほしい。